膝の上でおくつろぎ中
こんにちは。マダムあずきです。
前回、不合格になった発表の日のこと。
息子は静かに帰宅し
「お母さん、高校・・・」
と言ったので
「うん、聞いてるよ。次がんばろう。行ける高校ちゃんとあるから大丈夫(内心まったく大丈夫ではないが)」
「そか・・・」 (静かに自室へ行きドアを閉める)
😭
これまで母親やってきて見たことのない息子の傷ついた姿でした。
これまでの暮らしで
傷つくことが多かったのは母親であるワタクシの方が多く
本人は傷ついているのはどうかもわからない、もしかしたら馬鹿にされてることにすら気づいていないのかもしれない。
そんな様子ばかりでした。
(そしてそんな様子をみてまた傷つくワタクシ)
ワタクシもかなりのダメージを負ったのですが
そんなこと言ってはいられません。
息子の前では動揺している姿は見せるまいと心に誓ったのでした。
そして、合格発表から数日
二次募集の発表があります。
一次で定員に満たなかった高校の受検枠が提示されました。
「A校 1名」
定員40名→受検者39名(全員合格)残り1名分の募集でした。
この時のB校も定員オーバーのため不合格者が出ています。
教育相談を受けていないと受検資格がないため
この時点での選択はA校一択になりました。
しかし近郊で定員オーバーのため数名不合格者が出ている状況
A校の1名っていうのに不安を覚えながら
「もしマダム子が受けなくて0人だったら?」と思うと
イチカバチカ受けてみないとわからない!と息子と話し
中学の先生に伝えました。
そしてA校には、同級生がすでに合格を決めており
その子と同じところ受けてみようね、と息子を励まし
そして自分も励ましながら方向性を決めていきました。
もう自分たちは選べる状況ではなく
なりゆきにまかせるしかなかったのです。
でもそんな複雑な受検制度を息子に説明してもわかりません。
(親のワタクシでも理解できたのは、ここで不合格になったからです)
主役の意思が全く反映されない進路決定を余儀なくされました。
二次募集でも出願状況発表→出願変更受付→と一次と同じ順序をたどります。
(願書、A校あてでもう一回書き直しでした。)
この期間が
長い
どんだけかかるんじゃってくらい長い
温厚(なつもり)なワタクシでも
ムキーってなりそうなほど約ひと月待たされました。
一次の時点で4桁人数ほどいた受検生は
この時点で50名ほど。
(そんな中残っているのもすごいかもと思わないでもない)
二次出願状況出ました。
「A校 出願2名」
いぃぃぃぃやぁぁぁぁ~
ムンクさん再び
(゚Д゚)ノいやいや、でも二分の一で絶対ダメだって決まっているわけじゃないじゃん!!
ワタクシ決意を新たに
出願変更はしないままA校を受検する旨
中学の担任へ連絡し、手続きを進めます。
ここで、おや?と思うこと。
願書をもう一回書いたということは
もう一回受検できるんだよね?あれれ?面接はいつ?
一次の受検は親も付き添って受けるため日程を早くから調整していました。
二次は行く必要はないと言っていたような。
まさか息子一人で行くわけでもなく。
しかし担任からは予定を聞かれていないため
夫にもお休みを取ってもらうのかわからないまま・・・
なんとも中途半端な状態で漂うマダム家・・・
そしてこの辺でワタクシの意識というか
頭の容量を超えていたのか
「なにをどうやってなにからやらなければならないのか」
まったく動けなくなりました。思考停止。
先の見通しが立たないと不安
これってよく自閉症や広汎性発達障害の方たちへの支援として言われていることですけど、ワタクシも段取りが決まっていないと不安になるタチで
ただじっと待つ。
これがどれだけ不安になることか、改めて実感した次第でございます。
このてんやわんやの状況で
すでに卒業式までひと月を切っています。
クラスには一人だけ進路の決まらないマダム子。
普通ならもっと落ち着いて
穏やかな気持ちで卒業までの成長を振り返ったりするのだろうけど
この時のワタクシにはそんな余裕は全くなく。
それでも
毎日いつも通りに登校する後姿をながめ
ワタクシの息子にしては根性があるものだと感心しつつ
めげないでえらいなと成長を実感しました。
続く
- 果たして結果は?→マダム沼にはまり脱出できず
- 三次ってもう受検じゃないじゃーん→遥か彼方へ漂流マダム家
読んでくださりありがとうございます。