八月の母
早見和真
📚実際の事件をもとに描かれたフィクション
本屋さんで見かけ気になっていた一冊。
ようやく手に取り、読み終えました。
事件そのものの重さに加えて、
「家族とは何か」「親子とは」
「環境が人をどう形作るか」
いろんなことを考えさせられました。
生まれてくる場所や家庭は、
子ども自身には選べないという現実。
子どもの世界は小さくて狭くて
外に出ていいということすら教えられないとわからない。
それでもその中で「生きる」ということに向き合う登場人物たちに
胸がぎゅっとなりました。
読後、しばらく余韻に浸ってしまう一冊でした。
言葉にできない気持ちが胸に残りました。
読んでいただきありがとうございます
