父の介護のために実家に引っ越して、
気づけば一年。
あの頃は毎日が必死で、
自分の体がどうなってるかなんて気にする余裕すらありませんでした。
血圧と心拍数は常に高め。眠剤で無理やりスイッチを切っても、すぐに目が覚める。
「これは眠ってるんじゃなくて、気絶してるのでは?」と本気で思った夜もありました。
看取りまでの時間は、ただただ壮絶で。
記憶がポツポツと抜け落ちているのは、たぶん自衛本能だと思っています。
そんな時期に重なったのが、マダム子君の障害年金の申請。
「よりによって今!?」って、天に向かってキレたくなるタイミングで。
書類地獄、説明地獄、窓口地獄。
そしてそのすべてを、疲れ果てた状態でさばくという罰ゲーム。
回覧板が回ってきました。
季節の行事の案内を見て、
ふと、去年の父を思い出しました。
町内会の役員だった父に付き合って、
私もあちこち駆け回ったっけな。
行事のスケジュール調整に追われ、
家の予定はパンパン。
正直あの頃、私は「自分の人生どこいった?」って思ってました。
一年経って、少しは落ち着いた……はずなのに、
あの時の心拍数と血圧、まだ下がってない気がする。
介護・申請・町内会。なぜ私が全部やるんですか?って誰かに聞いてみたい。誰に聞くかは知らんけど。
でもまあ、一年経ってやっと言える。
「ワタクシ、ようやった。けどもう二度とやらん!( º言º) 」
「気がついたら、人生ずっと助演女優賞」
── 主役じゃないのに、やたら出番が多い。
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