マダムあずきの意識低い系ブログ

ステキ主婦に憧れながら意識低い毎日を生きる。5猫さんとの暮らし。

東野圭吾先生、ありがとうございました。

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今日は、とてもショックなニュース、

東野圭吾先生がお亡くなりになったと知りました。

 

 

 

最初は信じられなくて、

「えっ?」という気持ちのまま

何度も記事を読み返してしまいました。

 

 

 

 

私の子育て期の孤独を救ってくれた作家さんでした。

 

 

当時はまだガラケーの時代。

 

 

今みたいにSNSで悩みを共有したり

「今日こんなことがあったよ」と気軽につぶやいたりできる時代ではありませんでした。

 

 

障害のある息子を育てながら、

毎日が手探り。

 

当時は「テレビを見せすぎるとよくない」という情報を信じていた私は、

「おかあさんといっしょ」など決まった時間以外は、ほとんどテレビをつけない生活をしていました。

息子が夢中で遊んでいる横で、

私は文庫本を開く。

 

その時間だけは、ほんの少しだけ自分に戻れる時間でした。

 

その頃に読み始めたのが

東野圭吾先生の作品です。

 

 

加賀恭一郎シリーズ、ガリレオシリーズをはじめ、文庫になるたびに買って、夢中で読みました。

たぶん、文庫になっている作品はほとんど読んでいると思います。

私は基本的に文庫派なので、新刊のハードカバーを見るたびに、

「あと少し待てば文庫になるな」

なんて思いながら本屋さんを眺めるのも楽しみでした。

だから本屋さんへ行くと、東野先生の新刊が平積みになっているのが、なんだか当たり前の景色だったんです。

探偵ガリレオ (文春文庫 ひ 13-2)

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 

 

 

 

これからは、その「次」がない。

そう思うと、とても寂しい。

 

 

 

東野先生の作品は、安心して物語の世界に飛び込めるんです。

もちろん事件は起きるし、人間の怖さも描かれる。

でも、人の心の描写が本当に丁寧で、伏線が張られ、それが見事に回収されていく。

 

 

 

「きっとこうなるんだろうな」と思っていた予想が、気持ちよく裏切られることも多くて。

 

 

 

 

緻密なのに冷たくなくて

人間の表も裏もちゃんと描いてくれる。

 

 

 

犯罪者ですら、

「もし自分が違う人生を歩んでいたら…」と考えさせられるような人物として描かれていて、

人間ってそんなに簡単じゃないんだなと思わせてくれる作品ばかりでした。

 

 

 

そんな中でも、私の中で特に忘れられない一冊が『さまよう刃』です。

 

さまよう刃 (角川文庫)

親になって読んだからこそ、本当に苦しかった。

復讐は決して許されることではない。

それでも、親ならあの気持ちになってしまうかもしれない。

読み終わったあと、しばらく何も考えられなかったことを今でも覚えています。

 

 

 

 

最後に読んだ作品は『白鳥とコウモリ』だったかな。

 

白鳥とコウモリ(上) (幻冬舎文庫)

白鳥とコウモリ(下) (幻冬舎文庫)

 

その後に出た作品は、

まだ文庫になっていないものもあって、少し未読のままです。

 

「また今度読もう。」

 

そんなふうに思っていました。

 

でも、その「また」が、新作ではもう訪れないんですね。

 

 

 

まだ、どこか実感がありません。

本屋さんへ行けば、

新しい東野圭吾作品が並んでいる。

そんな当たり前が、これからはなくなる。

寂しいです。

 

 

 

 

 

でも、作品はずっと残ります。

 

 

 

 

あの頃、孤独な子育ての時間を一緒に過ごしてくれた物語たちは、これからも本棚に並び、きっと何度も読み返すことになるでしょう。

 

 

 

読むたびに、その時々の自分に違う言葉をかけてくれるような気がします。

 

 

東野圭吾先生。

たくさんの物語と、

孤独な時間に寄り添ってくださったことに、

心から感謝します。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

読んでいただきありがとうございます

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